既存PBXとTeams電話環境の接続
ご紹介する企業様は全国に拠点を持つ機器メーカーで、社内の電話システムをPBXで運用されてきました。Teams電話環境導入を検討されるきっかけとして、一部のユーザ向けに発信番号通知の変換をする必要がありました。
本記事では、導入前の背景と導入後の効果を中心に「既存PBXとTeams電話環境の接続」の導入事例をご紹介いたします。
課題背景
- 一部のユーザが外線発信する際、特定の番号を通知する必要があった
- 電話システムを一度にすべて入れ替えることは難しい
- 新しいシステムを使うユーザーと既存のPBXを使うユーザー間で内線できる必要がある
選択のポイント
低コストかつ柔軟な導入
- 既存の設備を利用し、最低限のコストで導入
- 一部のユーザ向だけにTeams通話環境を実装
導入後の効果
発信番号通知の変換

ユーザーごとに外線発信する際の通知番号をSBCで変換することが可能です。
柔軟なシステム移行

既存のシステムはそのままに、一部のユーザだけにTeams電話環境を導入できるので、必要に応じて段階的なシステム移行が可能です。
既存の内線網と通話可能

SBCは既存のPBXと接続するため、Teamsを利用している一部のユーザーと既存のPBX配下の内線電話とも通話が可能です。
システム構成図
新システムでは、SBCを設置し、既存のPBXとTeamsを接続しました。SBCはTeams(IP電話)とISDN(アナログ回線)の相互接続をサポートします。Teamsデバイスと内線電話、外線電話が相互通信が可能な構成です。

構築概要
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導入規模 |
全国8拠点(本社含む) |
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導入形態 |
オンプレミス(自社内設置) |